Vol.3 年越しキャンプin ふもとっぱら1

前々回、に~たんの誕生日キャンプで行ったふもとっぱらキャンプ場から見る富士山が素晴らしかったので、年越しキャンプもふもとっぱらで初日の出を拝もう!と早々に計画。しかし1週間前になり天気予報が出始めると、どうやら大晦日は曇り~雨の予報。えぇ?めずらしくない?年末年始はいつも晴れてるのに。。それから毎日毎時間天気予報をこまめにチェックするがどうしても消えない大晦日の雨マーク。。雨の中のテント設営は避けたい基本インドアの私。近隣のキャンプ場でコテージが空いてるところがあったので大晦日はコテージに泊まらない?と旦那に話を持ちかけるが「や、大丈夫でしょ!」って。。前向きすぎて話にならね~

そんなわけで雨マーク消えぬまま大晦日を迎えいざふもとっぱらへ。車走らせ山梨に入るとフロントガラスに雪がパラパラとあたりはじめた。雨は嫌だけど雪だとうれしいのはなぜだ。子供らに「雪降ってるよ!」と言い盛り上がる車内。キャンプは道中も楽しいね。その後静岡に入り、雪は降ったりやんだり。キャンプ場に着くと、濡れるのが気にならない程度の小雨になっていた。

前回とは比べものにならないテントの数。関西方面からはもちろん、広島ナンバーも見かけた。そしてアウトドアに金がかかると知ってからおしゃれなテントやギアを見ると「素敵~!」と思うより「金あるな・・」と思うようになった自分が最高にゲスい。。テントから車まですべてコーディネートされた集団もあり私の知らない金持ちアウトドアの世界がまだまだあるなと思い知らされる。

 

前回同様、管理棟に近いほどテントが多くあったので私たちは空いてるところを狙い、いちばん奥の仮設トイレから近いところに場所をとった。

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こういうのを飾らずにはいられないタイプの女です

ちゃんと確認したワケではないけど、奥に行けば行くほど鹿のフンがたくさん落ちてる気がする。。まわりがフンだらけだったので子供らによけてもらう。

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黒い小さい点々、ぜんぶフンだがさほど気にならないのは富士山のせいですか?

そしてこのキャンプ場、蛇口から出る水がすべて富士山のつめた~い雪解け水という大変ぜいたく仕様となっており冬場は地獄の皿洗いとなるので、今回は紙皿紙コップを持参、洗い物は必要最低限とした。

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キャンプは常に、ゆるくをモットーに。ラクできるところはする所存であります。

 

ここまで準備するともう夕飯の支度するまでとくにやることもないのでさっそく日本酒を熱燗でいただく。

子供らは相変わらずあたたかいテントの中でゲームをしたりお菓子を食べたり。謎のハイテンションスイッチが入ったに~たんが延々とラップを披露してる。

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家かよ!(お約束)

 

キャンプってなんだ・・?キャンプってなんだろう。何すればいい?夏なら虫を採ったり?川遊びをしたり?冬は?

毎回思うけど、別になんでもいいかな、うちは。ゲームも持っていっていい。やっていい。いつもと同じように過ごすけど、キャンプから帰るとまた行きたくなる。だから、きっといつもと違う何かがあるはず。きっと、いつか何か気づく。何か、見つける。

 

空に晴れ間が出ていた。旦那が「大丈夫だよ!」と言ったことはいつも大丈夫になるからすごいな。けっこう私の元気ワードだったりする。

夜ごはんはきりたんぽを食べ、そのあと年越し蕎麦を。

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焚火を囲み、家族5人みんなで、、と言いたいところだが蕎麦が嫌いなに~たんはテントの中に入ったまま出てこない。まぁ、5人いるから。まとまらないことにももう慣れた。息子に来年の抱負を聞くと「マイクラでエンダーマンを倒す!!」とかゲームの話してるし。ことごとく、親が期待した返事は返ってこない。ウン、、それでもいいや。とりあえず生きて。。23時半にアラームをセットし、それまで仮眠。

 

24時前にテントから出ると雲はすっかり晴れ、月明りに照らされた富士山がボウっと浮かび上がっていた。

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月明りが、影ができるほど明るいなんて知らなかった。

 

そういえば年越しを起きて過ごしたのは何年ぶりだろう。ここ数年、、いや息子を産んでからずっと、年越しを起きて祝う考えはなかった。余裕はなかった。10年たった今、こうやってわざわざ起きてることにも子供の成長を感じずにはいられない。

 

24時になった。まわりのテントから新年を祝う歓声が次々に聞こえた。子供らは起きてこなかった。旦那におめでとう、と言って、再び寝袋に入った。